私たちは宝石の素晴らしさ・持つ喜びをお伝えし、お客様の「心豊かな人生」と「幸せ」に貢献し続けていく事を使命とします。 私たちはお客様の身近なジュエラーとして宝飾品と向き合う心地よい時間と空間をご提供いたします。 私たちはお客様に「ハッ!」として頂けるような日本一純粋にジュエリーを楽しめる究極のお店を目指します。 |
岡山で初めてジュエリーという言葉を社名に使い、今年で創業93年目を迎える宝石店、ジュエリータナカ。
その常務取締役である田中里味さん、店長の石川さん、マネージャーの高浦さん、この秋専務取締役に就任し、四代目後継者としての期待がかかっている田中さんにクレド導入についてお話を伺いました。
―まずは田中常務。ジュエリータナカの事業を紹介して下さい。
当社では、宝石は単なる装飾品ではなく、母から娘へ、娘から孫へというように、心と心をつなぐ大切な宝物として、又、ジュエリーを通じてお客様が得たいと思われている真の願望をお汲みしつつ、販売活動をしています。
お客様に宝石を100年にわたって使用して頂けるように、お買い求め頂いたお客様には宝石の特性をきめ細かく説明したり、より価値あるものと知って頂いて身に付けていただく為に、宝飾品を身に付ける意味や歴史まで丹念に伝えていくことを徹底しています。また、日本最高峰と言われる神戸ジュエリーマイスターから定期的な専門知識などの勉強会を開いたり、宝石原産国ルートを活かし、厳しい審美眼で選びぬいたジュエリーを取り揃えています。
今年で創業93年を迎えますが、こうして商いが続けてこられたのも、その時代時代のお客様の支えがあったからこそだと思っています。これからもお客様に対して安心と満足を追求し、お客様に愛される感動のお店づくりを目指していきたいと思っています。
クレド導入のきっかけ
―今回、導入することとなったクレドについて、どのように知りましたか。
田中常務 |
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リッツカールトンのクレドを以前から知っていましたが、当時はクレドの本当の意義はあまりわかっていませんでした。 会社には以前から行動指針のようなものは存在していたんですが、なかなか浸透していかないという現状がありました。 しかし、オーディーエルさんのセミナーに参加した際に、クレドの本当の意義や意味を知り、興味・関心を持ちました。
―セミナーではどの部分に興味・関心をもたれたのですか。
これまでいろんな研修や勉強会をしてきましたが、やはり社員 のモチベーションをあげるためには、「言われてする」 というトップダウンの要素ではなく、自分たちの会社を良くしていくために、社員が自ら自発的に考えるというプロセスが重要ということ が体験セミナーに参加して、改めて深く理解できたことです。
―その後、クレドの導入を決意された一番の理由は何ですか。
当社はこれまで100年近くの歴史を刻んできましたが、これから100年存続していく会社にしていためには、社員の自律ということが 最大のテーマでもありました。 そのためにも、社員が互いの価値観をシェアし、課題を共有しながら、お互いや会社を良くしていくために、具体的な行動指針を作成し、 実行していくというクレドの一連のプロセスが今、重要であると考えました。
―オーディーエルを選択された理由を教えてください。
選択理論をベースにしている人財開発会社であることは以前から知っていましたし、オーディーエルさんの勉強会にもたびたび参加していて、 その理論に共感していたこともあり、信頼感がありました。また、会社も近くにあった為、きめ細かいフォローが期待できたからです。
今後の期待
―完成されたクレドを見てどのように感じられましたか。
作成には思った以上の時間がかかり、まとめていく過程が大変だったのを見ていただけに感慨深かったですね。想いがしっかり詰まったものが出来上がり、 またどこに向かって何をするかということが経営理念と一致したものができたと満足しています。
―今後のオーディーエルへの期待・要望はございますか。
良いクレドはできたと思いますが、実行に移して浸透させていくのはこれからです。進め方も含めて皆がうまくミーティングを進めていけるよう、 しっかりバックアップして欲しいと思っています。
お客様に宝石を持つ喜びや、末長く愛してもらうために想いを込めて
―事前勉強会でクレドに関しての説明を受けた時に感じられたことをお聞かせ下さい。
一番初めに思ったことは「クレドとは何か?」という事でした。 お話を聞いていくと、クレドとは私たちが職場でイキイキと働き、「やりがい」を持って仕事に取り組んでいくための指針であることが わかりました。私たち社員やスタッフが会社を良くしていくことで、お客さまに喜んで頂き、私たち自身も充実感が味わえるためのもの であるのだと 感じました。
―クレドを作成していく上でどんなことが一番難しかったですか。
全くゼロからのスタートなので、一体どのようなものが出来上がるのかという不安がありました。 回を重ねるごとに個人個人の考え方や思いがいろいろあったため、全員の意見を聴きながら、思いを一つに集約して文章にする難しさを感じました。
―話し合いをしていく上で見えてきた課題にはどのようなものがありましたか。
各自それぞれ仕事に対する考え方や気持ちの持ち方に差があるということです。目標を高くしすぎると困難な点が見つかり、クレドの内容を行動レベルで考えると どこまでを実施していくのかで長期的に取り組まないといけないものも出てきました。
―クレドが出来上がっての感想と今後の抱負をお聞かせ下さい。
宝石店として出来上がったジュエリータナカのクレドは、お客様に宝石を持つ喜びや、世代を超えて末長く愛してもらうために、
一つひとつの宝石のことを事細かに伝えていく使命感を盛り込んだ大切なものになりました。
お客様が今以上に喜んでお帰りになれるよう「やりがい」を持ってご提案していきたいです。
私たちが向かっていく方向を明確にするもの
―クレド導入前に事前研修会がありましたが、その時の感想をお聞かせ下さい。
お客様に商品を販売する以前に、まずは私たちがジュエリータナカの一社員として、どこに向いてどういう行動をしていくのかを明確にすることが 大切だと感じました。
―最初にクレドの説明を受けた時はどのように感じましたか。
クレドというものについて内容は理解できたのですが、実際に自分たちの手で作成し、実現させていくとなるとどうなるのか、正直、半信半疑でした。
―クレドが出来上がっての感想と今後の抱負をお聞かせ下さい。
ようやく出来上がった時にはホッとしました。具体的に行動に移して目に見える形(成果)にしていきたいです。
―皆さんで決めたクレドが全社に浸透していくことでどのようなことが期待できそうですか。
クレドの内容は私たちに関わる全ての人に向けて作成したものであるので、お客様=販売店=メーカーの三方良しで業績アップが期待できそうです。
皆の想いを一つにできたことが良かった。
―クレド導入前に事前研修会がありましたが、そのときに思ったことや感じたことをお聞かせ下さい。
普段自分がいかに考えていないか、社員間の意見交換が出来ていないかを痛感しました。
また、皆がそれぞれ自分の考えを持って仕事をしていることがよく分かりました。クレドを完成させることも重要ですが、事前にこのような時間が取れたことにも価値があったと思います。
―クレドを作成していく上で一番苦労したことはどんなことですか。
事前になかなか準備が出来なかったので、話し合いが煮詰まり前に進めなくなってしまったことがありました。
―クレドミーティングを通して得られたものはありましたか。
作成の過程で得たものが一番大きいと思います。
クレドミーティングでは、日常的なことや普段見過ごしてしまっていたこと、これから自分達が目指していく姿や解決しなければなら
ない課題について、全員でじっくりと掘り下げて考え、意見交換を行うことができました。
例えば掃除にしても、日頃の掃除のやり方にも意識を持って出来るきっかけとなりました。
皆で一つになれたことはすごく良かったです。
―初めて完成したクレドを見た時、どのように感じましたか。
いつも対外的(お客様向け)なことばかりに意識が向いていましたが、社員間の約束など、社内での雰囲気作りにも気を配った内容も盛り込んだクレドになったので嬉しく思いました。
あとは実行のみです。
―今後の抱負をお聞かせ下さい。
皆で作った100%オリジナルのクレドを、私自らが率先して行動に示していく責任感を感じています。1年後、5年後、10年後に作って良かったと思えるように、 ジュエリータナカのクレドをしっかり浸透させていきたいです。
―ジュエリータナカの皆様、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。